コラム
2026/07/17
著者:
大谷 友里
「ホームページの更新をしていた担当者が急に辞めてしまって、誰も触れなくなった」 「ちょっとした文字修正や写真の差し替えをしたいだけなのに、制作会社に見積もりを取って依頼するのが手間で、結局数ヶ月放置している」
中小企業の経営者や管理職の方から、このような相談をよくいただきます。
今の時代、WEBサイトは企業の顔であり、最も重要な営業ツールのひとつです。しかし、その管理が「ITに詳しい特定の社員」や「外部の制作会社」に完全に依存(属人化)してしまっているケースは少なくありません。
人口減少や人材不足が進むこれからの社会で、このような属人化は企業にとって大きなリスクになります。本コラムでは、WEBサイトが属人化してしまう根本的な原因を整理し、ノーコードツール「STUDIO」を使って、専門知識がなくても社内全員でサイトを運用(内製化)していくための具体的な方法を解説します。
ホームページの更新や管理が特定の誰かに依存してしまうのには、これまでのWEB制作の仕組みに原因があります。
まず、従来のホームページ(特にWordPressなどのシステムを使ったサイト)は、動かすために専門知識が必要です。HTMLやCSSといったコードの知識はもちろん、サーバーの契約やドメインの管理、システムのセキュリティアップデートなど、裏側の技術的なメンテナンスが常に発生します。
この難しさがあるため、社内で「一番パソコンに詳しい人」に業務が集中してしまいます。その結果、
他の社員は管理画面を開くことすらできない
担当者が忙しいと、サイトの更新がどんどん後回しになる
担当者が退職した瞬間、ログインパスワードすら分からなくなる
という状況が生まれます。外部の制作会社に丸投げしている場合も同様で、「ちょっとした修正に数日待たされる」「毎月高額な保守費用を払い続けているが、実際に何をしているのかよく分からない」といったブラックボックス化が起こりやすくなります。
こうした「技術的なハードルの高さ」を取り除き、社内の誰もがWEBサイトの運用に関われるようにする解決策として、株式会社クレインカンパニーではノーコードツール「STUDIO」を使ったWEB制作を提案しています。
STUDIOを導入することで、これまで属人化の原因となっていた要素をほとんど解消することができます。
STUDIOの管理画面は、WordやPowerPointに近い感覚で操作できます。 修正したいテキストをダブルクリックして書き換えたり、ドラッグ&ドロップで写真を入れ替えたりするだけなので、専門のコード知識は一切不要です。
「ITのことはよく分からない」という総務や受付のスタッフ、あるいは経営者ご自身でも、触り始めて数十分もすれば慣れてしまうほどの簡単さです。これにより、「特定の人しか触れない」という状況自体がなくなります。
従来のサイト運用で最も神経を使うのが、サーバーの維持やシステムのアップデートといったセキュリティ面です。ここを怠るとサイトがハッキングされる恐れがあるため、どうしても専門知識を持つ人に依存せざるを得ませんでした。
STUDIOは、プラットフォーム側で強固なサーバー環境とセキュリティを最初から提供しています。面倒なシステム更新やサーバーの契約更新などの作業が一切発生しないため、社内にITインフラの管理者がいなくても、安全にサイトを維持し続けることができます。
ツールが簡単になったからといって、いきなり「全員で自由に更新してください」と丸投げしては、かえってサイトが散らかってしまいます。社内でスムーズに運用を回すためには、以下のような仕組み作りが効果的です。
まずは「ここだけは自社で更新する」という部分を決めます。 例えば、
「お知らせ・ニュース」の追加
「採用情報」の募集要項の変更
「お客様の声」や「実績」の更新 といった、日常的に発生するコンテンツから始めます。サイト全体のレイアウトやデザインなどの難しい部分は触らず、特定のエリアだけを更新対象にすることで、デザインが崩れる心配もありません。
STUDIOには、1つのWEBサイトを複数人で同時に編集できる機能があります。 「事務スタッフがテキストを下書きし、上司や代表が内容を確認して公開ボタンを押す」というダブルチェックの体制を、紙の書類を回すことなく画面上で完結できます。これにより、個人の思い込みによる誤表記やトラブルを防ぐことができます。
多くの企業で、WEB運用の引き継ぎマニュアルを作ろうとして挫折します。画面のキャプチャを撮って、分厚いマニュアルを作っても、システムの仕様変更ですぐに使えなくなってしまうからです。
STUDIOであれば、直感的に操作できるため、そもそも詳細なマニュアルが必要ありません。「記事を書くときはここを押して、文字を入れる」という最低限の手順(A4用紙1枚程度)があれば、新しい担当者への引き継ぎも数分で完了します。
WEB制作会社の中には、納品後の修正作業や保守費用で利益を上げるビジネスモデルをとっている会社も少なくありません。そのため、「お客様が自分で簡単に更新できるサイト」を作ることを避ける傾向もあります。
しかし、人材不足や変化の激しい今のビジネス環境において、自社のホームページを自分たちですぐに修正できない状態は、機会損失でしかありません。
私たちクレインカンパニーは、「納品後にお客様が自走できること」を最優先に考えています。 STUDIOを使ってデザイン性の高いサイトを制作することはもちろん、納品時には運用の役割分担や、無理のない内製化の進め方まで一緒に設計し、サポートします。
「WEBサイトの維持費を抑えたい」「担当者に依存している現状を変えたい」とお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。社内のリソースに合わせた最適な運用の形を、一緒に作っていきましょう。

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